◯患部を挙上しよう
骨折部の周辺は、炎症による腫れと、固定して動かせないためにむくみが生じ血液循環が悪くなります。
気をつけることは患部を心臓よりも高い位置にあげ(挙上する)、循環を良くすることです。
夜眠るときも、クッションなどで心臓よりも高い位置にあげてください。
◯入浴
お風呂のさいは、ギプスを濡らさないようにビニール袋などをかぶせ、シャワーのみで済ませてください。濡れてしまった場合はドライヤーの冷風を当て乾かしてください。
◯かゆみ
ギプス固定中は、中が蒸れたりするため皮膚がかゆくなるとこがあります。
棒などをいれてかいたりすると皮膚を傷つける恐れがあるので、かゆみがでたら医師に相談してください。
◯こんな症状が出たら連絡を
ギプスを巻いているため痛みの感覚や皮膚の状態をチェックする事が大切です。
・腫れなどのためにギプスがきつく、痛みや痺れを感じる
・ギプスの縁などが当たり痛みがでる
・指先が冷たくなったり、爪の色が白や紫になり感覚が鈍くなったりしたとき
場合によっては、ギプスを一度はずして中の状態を確認し、新たに固定し直す必要があります。
上記に当てはまる場合は速やかに処置を施した医療機関へ受診を、診療時間外であれば救急医療機関への受診をお願いします。
ギプスの中でトラブルが起きている事もあるので気になる事があればお気軽にご相談ください。