レントゲン?CT?MRI?

みなさん、こんにちは!

みなさんはこの3つの検査の違いはご存知ですか?

検査を受けた事があっても違いがなかなかわからない方が多いと思います。

まず整形外科を受診された際、多くの場合レントゲン検査を受けると思います。

レントゲンは、放射線を用いて手軽に検査でき骨折などの有無を調べる検査になります。

骨折などの経過観察のために定期的に来院してその都度撮影を行い経過を追うのに適しています。

撮影は一瞬で終わるため被曝の心配も非常に少ないです。

CT検査は放射線を用いて15分程度で身体を360度から輪切り状に撮影し、骨の状態や内臓を評価する事ができます。

この検査は詳細を知りたい症状の場合や、急を要する症状の診断に適しています。

しかし、レントゲン撮影に比べて放射線を多く使うため高頻度での撮影は避けた方がいいと言われています。1度の検査では被曝に対する発がんのリスクは低いため安心して受けていただけます。

続いてMRI検査です。

この検査では強力な磁気の力を用いて筋肉や軟骨、臓器、神経などの状態を見る事ができます。

また、レントゲンでは骨折が確認できない骨の内部に損傷が起きている骨挫傷も診る事ができます。

放射線を使わないので被曝の心配はありませんが、検査時間が長く、また強力な磁気を使うためペースメーカーや体内に金属が入っている方は受ける事ができません。

今回は簡単な説明になりますが、何となく違いを知っていただけると幸いです。

検査の選択はみなさん一人一人の症状に合わせて医師が行いますので、気になる事があればお気軽にご相談ください。