ブログ
blog

2024.10.11

日常生活での膝関節への負荷

静かに立っているときに比べ、歩行では体重の3倍(普通速度)、4倍(早歩き)、走行、跳躍では(10倍)の負荷、

階段では(昇段5倍、降段7倍)の負荷がかかるといわれています。

そのため、3kg増量すると普通歩行では3倍の9kgの負荷が増えるのです。よって膝の痛み防止、軽減には、適正体重にキープすることは大切です。

BMI=体重kg÷身長m²  で算出される肥満度を表す指数にて、18.5~25未満が普通体重とされ、BMI 22が適正体重とされもっとも病気になりにくい体重とされています。

脂肪の燃焼には20分以上の有酸素運動が最も適しています。

筋力維持のための筋トレや歩行などの適度な運動、脂肪燃焼のためのランニングなどは大切ですが、膝に炎症が起きてに水が溜まっている時期や強く痛むうちは、まず積極的な荷重は控えて膝を安静にし、炎症を抑えることが優先です。

日常生活でも階段の利用を避ける(なるべくエスカレーター、エレベーターなどを利用、杖や手すりの使用)、歩きすぎない、床での胡坐などを控え椅子に座るなど、深く曲げすぎない、ご高齢な場合は布団からベッドへの変更検討、スクワットなど膝への負荷の大きい筋トレをしないなど、気を付ける点がたくさんあります。

まずは医師の治療方針に沿って薬物療法・物理療法、まずはストレッチ・膝に体重をかけない筋トレなどの運動療法を行ったのち、痛みが半減し炎症が落ち着いてきたら、痛まない範囲での散歩、膝に負担のかかりづらい水中ウォーキングやエアロバイク(まずはサドルを低くしすぎない)などを始めるのが推奨されます。