「捻挫したけど、病院に行くべきなの?」
「何となく歩けるから大丈夫でしょ」
「捻挫ってクセになるって聞いたことがあるけど」
皆さんもこれまでに捻挫をしたことや、
ご家族が捻挫をしたという経験があることはないでしょうか。
その際、整形外科に行かれたでしょうか。また、しっかりと治療をしましたでしょうか。
捻挫はちゃんと診断し、適切な治療をするべきものです。
捻挫とは足首の骨と骨を結びつける”靭帯”が傷つくことを言います。
靭帯は骨と骨を結びつけているものなので、
損傷すれば骨と骨が不安定になる可能性があります。
靭帯が少し緩んでしまう状態から、人によっては靭帯が断裂してしまう人もいます。
「骨折はしてないと思うし、歩けるから放置していた」という人もいますが、
実際に検査をしてみると靭帯が損傷していることが多いです。
たしかに、捻挫をしても痛みはあるけど時間がたてば何となく歩けるという方も多いです。
そのまま整形外科に行かなかったり、けっこう時間が経ってから受診される方もいらっしゃいます。
しかし、 靭帯は骨と骨を結びつけるものであるため、しっかり治っていないと関節が不安定となります。
関節が不安定となれば、また同じように捻挫を繰り返す可能性があると言えます。
よく捻挫がクセになるというのは、捻挫をしっかり治療していなかった可能性があります。
まずはなるべく動かさないように安静にし、
しっかり冷やしてあげることが重要です。
もしも包帯などが近くにあれば足首を巻いた方がよいですし、
氷嚢や保冷剤などがあれば冷やすことが大事です。
そして、なるべく早めに整形外科を受診した方がよいです。
こうゆうクリニックでは、まずは靭帯がどの程度傷ついているのか、
また骨折はないかなどをレントゲンや超音波検査にて検査します。
その上で、最初は固定をすることが大事なためサポーターやギプスシーネといったものなどで固定をします。
ギプスシーネによる固定期間は程度により様々ですが、1~4週間程度です。
その後はサポータを装着して頂きます。
また、「生活上でどうしてもギブスシーネはできないよ」という方は、
ご相談の上でサポーターのみなど、皆さんの生活スタイルに合わせて治療を検討させて頂いております。
また、治りを早くするために微弱電流という電気治療や超音波治療などを行うこともあります。
捻挫の治療としてまずは固定をしますが、固定をすると足首が硬くなります。
そのままいきなり運動をしたら、また怪我をしてしまう可能性があります。
しっかりとストレッチなどのリハビリをし、捻挫を繰り返さないようすることが重要です。
こうゆうクリニックでは理学療法士によるリハビリも施行しています。
捻挫は誰もが起こりうるもので、その対処法を知っておくことはとても大事です。
「たかが捻挫でしょ」と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、
捻挫はしっかり治療をするべきものと考えます。
捻挫をしっかり治すことで、捻挫が繰り返し起こすことへの予防となります。
理学療法士によるリハビリについてのブログ:https://koyu-clinic.com/blog/?p=595
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