湿布について

こんにちは!
今回のテーマは【湿布】についてです。

皆さんも湿布を一度は使ったことがある方は多いと思います。
中には「毎日湿布を貼らないと生活できないよ」という方も多いでしょう。
ところで、湿布についての知識は皆さんどのくらいありますでしょうか。
湿布についての素朴な疑問をQ&A形式で簡単にご説明いたします!

Q.湿布はどんな種類があるの?
A.大きく分けてパップ剤とテープ剤があります。パップ剤は白い湿布で少し水分が含まれています。テープ剤は茶色の湿布です。ほかに冷湿布や温湿布などがあります。

Q.どのくらい貼っていればよいの?
A.当院では1日1回の湿布の処方が多いです。だいたい8~12時間経過したら外していただき、その後も効果は持続する言われています。

Q.いつ貼ればよいの?
A.特に決まりはありませんが、お風呂入って少し経った後に貼っていただき、8~12時間経過したら外していただくのが良いと思います。

Q.湿布かぶれどうすればよい?
A.テープ剤(茶色の湿布)を使ってかぶれた場合はパップ剤(白い湿布)に変更してみるのもよいかと思います。あとは塗り薬などもあるのでそちらを検討するのも手段の一つです。

Q.子供に大人の湿布は使えるの?
A.お子様の場合は大人との吸収率の違いから、大人が使う湿布は控えたほうが良いと考えます。お子様にはサリチル酸メチルが配合された冷湿布を処方しています。

Q.妊娠中に湿布は使えるの?
A.妊娠中に通常の湿布は避けた方が良いと考えます。特に妊娠後期では胎児の心臓や血管に影響を与える危険性があるため避けて頂いた方が良いです。妊娠中でも使用できる湿布として冷湿布がありますのでそちらを処方させて頂きます。

Q.授乳中に湿布は使えるの?
A.授乳中に関して通常の湿布は使ってはいけないということはありません。妊娠中と違い、子供への影響は低いと考えられます。ただし、気になる方は冷湿布にしても良いかと思います。


Q.冷湿布は冷たいの?
A.冷湿布自体は冷たいわけではなく、サリチル酸メチルといった成分がスースーと冷たく感じます。同様に、温湿布も湿布自体が温かいとうわけではなく、トウガラシの成分がポカポカした感じがします。皮膚の感覚の問題で、皮膚の温度を上げるわけではありません。怪我などの急性期は冷湿布がよいですが、慢性期ではご自身の好みで使い分けても大丈夫です。

いくつかご紹介いたしましたが、見て頂いた方に少しでもお役に立てたのであれば光栄です。
当院では院内処方を行っているため、薬局へ行く手間も省けます。 
現在ご使用の湿布についてのお悩み等もお気軽にご相談ください。