膝を曲げるときに膝の裏側の外側が痛くて膝を深く曲げられない人のためのセルフエクササイズ!!

はじめに…膝を曲げるには脛(脛骨)が内側に捻じれる(内旋する)必要があります。膝が曲がり脛骨が内旋するとき内側半月板は前方に滑り、外側半月板は後方に滑ります。また、原則として膝が曲がっていくときには、両側の半月板は全体として後方へ移動します。

靭帯と繋がっていない外側半月板の方が、内側側副靭帯と繋がっている内側半月板よりも移動距離が大きく、
膝が曲がるときに外側半月板の後方への滑りが起きないと挟み込み(インピンジメント)が起こり膝が曲がりずらくなってしまいます。
下の図はMedialが内側半月板、Lateralが外側半月板を表している図です。膝を曲げるときに膝裏の外側が痛い方は脛骨の内旋が出にくく
なっており、外側半月板が挟み込まれて痛みが出ている可能性があります。

それでは実践していきましょう!

1.右手で膝の裏で脛の外側を持ち、左手で脛の中央の内側を持ちます。

2.手で膝関節より下の骨である脛を内側に捻じり、つま先を内側に向けます

3.その状態で膝の曲げ伸ばしをなるべく大きな範囲で20~30回繰り返します。

※膝は痛くない範囲で可能な限り深く曲げましょう。また、膝を伸ばすときはしっかりと伸ばしきりましょう。

これはあくまで一つの方法であり、すべての方に当てはまるわけではありません。痛みが悪化したりする場合は直ちに中止し、近医を早めに受診しましょう。