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2021.02.16

あなたの骨は大丈夫? ~骨粗しょう症~


「骨粗しょう症って聞いたことはあるけど…」

「私にはまだ関係なさそうかな」

「そもそも何歳になったら検査した方がよいとかあるの?」

骨検




皆さんは骨の強さの検査をしたことあるでしょうか。

また、定期的に行っているでしょうか。

骨の検査(骨密度検査)は40歳を超えたら皆さんがした方が良い検査です。

50歳以上の女性では急速に骨が弱くなる方が多くなります。

骨粗しょう症は放っておくととても怖い病気です。





骨粗しょう症とは

骨粗しょう症というのは何らかの原因で骨が弱くなる病気です。

その結果、転倒やしりもちなどで手首や腰の骨、脚の骨の骨折がみられます。

ご高齢の方ではそのまま寝たきりになる方も多くいらっしゃいます。




骨折後の1年間の死亡率が10パーセントととても危険な骨折です。

骨粗しょう症は早めに診断、早くからの治療がとても重要です。





骨粗しょう症になりやすい人は?

骨粗しょう症は様々な原因で起こりえます。

男性にもなりますが、特に女性に多い病気です。

女性は女性ホルモンの影響が強く、50歳以上の女性では急速に骨粗しょう症の方が増加します。



・ご両親が骨粗しょう症の人やご両親が脚の骨を骨折したことがある方

・ご自身が何らかのご病気でステロイドのお薬を使用している方

・糖尿病や腎臓が悪いと言われている方

・痩せている方

・タバコをよく吸う方

・アルコールをよく飲む方

などが骨粗しょう症になりやすいと言われています。





“毎年健康診断を受けていて、特に問題ない”と言われている

そういった方の中で骨密度を検査したことがある方、 また、定期的に検査している方は少ないと思います。

骨粗しょう症は何もしなければ進行します

そして、骨折すると寝たきりになる可能性があるとても怖い病気です。

まずはご自身の骨の強さ(骨密度)を知ることが重要です。





骨粗しょう症の検査の骨密度検査とは?

こうゆうクリニックの骨密度検査はDEXA法という検査を導入しています。

世の中には踵や手首で測る骨密度検査もありますが、

このDEXA法にて腰と大腿骨の骨の強さを測る方法が、

ガイドライン(日本骨粗鬆症学会)でも推奨され、

最も正確に骨密度を図ることができ、信頼できる検査方法と言えます。



検査はベッドの上に寝て頂くだけで、所要時間は5~10分程度で終了します。

特に予約などは必要なく、検査が空いていればすぐに検査ができます

骨密度検査で骨粗鬆症と診断された場合、 今後の治療方針選択のため採血をさせて頂くことがあります。







骨密度検査の費用

骨密度検査のみ実施した場合の費用は以下になります。

初診の方:1割負担の方 740円  2割負担の方 1480円  3割負担の方 2210円

再診の方:1割負担の方 520円  2割負担の方 1050円  3割負担の方 1570円





骨粗しょう症の治療はどんなものがあるの?

骨粗しょう症の治療では食事や運動は重要となります。

骨を作るのに重要なビタミンDやカルシウムを積極的に摂取して頂くことや、

日光を浴びて、運動をすることが大切です。


その上で、骨粗しょう症と診断をされたらお薬を使用し、

骨がこれ以上弱くならないように、そして少しずつでも強くすることが大事です。





お薬には飲み薬や注射など様々なお薬があります。

「飲み薬をこれ以上増やしたくない」、「注射はちょっといやだ」、

「忘れちゃうから週1回の薬がいい」「月に1回の薬がいい」など

ご本人のライフスタイルにも合わせてお薬を検討させて頂きます。






骨粗しょう症の治療はすぐに効果がでるものではなく、

日々の食生活や運動とお薬を使うことでゆっくりと治療することが重要です。

骨粗しょう症は早期発見、早期治療が大切です





今後10年以内に骨粗しょう症にて骨折するリスクを計算できます:https://koyu-clinic.com/blog/?p=641