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2021.12.01

ご自身の今後10年以内に骨粗しょう症による骨折するリスクを計算できます(FRAX)



骨粗しょう症の発見には検査が必要

骨粗しょう症は大きな症状がない限り、

日常の中ではあまり気にしてない方も多くいて、骨折してから初めて気が付く方も多くいらっしゃいます。


骨密度検査を受けたことがない方や最近受けていない方も多いとは思いますが、

本来ならば骨粗しょう症を発見する検査である骨密度検査も、一般的な健康診断と同じように定期的に検査をする事が必要だと考えます。


特に女性の方で40代を超えると、女性ホルモンの影響もあり、骨密度が大きく変動する方は多いです。





今後10年以内に骨粗しょう症で骨折するリスクを計算できるFRAXとは?

FRAX(fracture risk assessment tool)という骨折評価法があり、40歳以上の方で、12項目の簡単な質問に答えるだけでご自身の今後10年以内の骨粗しょう症による骨折、股関節の骨折をする可能性を%で計算することができます。


FRAXの質問項目

①年齢②性別③体重④身長⑤骨折歴⑥両親の大腿骨近位部骨折歴⑦現在の喫煙⑧糖質コルチコイド⑨関節リウマチ⑩続発性骨粗しょう症⑪アルコール⑫骨密度(大腿骨の骨密度)


これらの項目を答えると、今後10年以内にご自身が骨折する可能性が%で算出されます。

⑫の質問に関しては骨密度が分からない場合や計測していない場合は答えなくても算出できますが、より正確な数字を算出するためには骨密度検査は必要となります。


このFRAXはご自身でも計算ができますが、よく分からない場合などは当院でも算出できます。

FRAXにて、骨折する可能性が15%以上と算出された場合は骨粗しょう症の治療が必要となります。






骨密度検査はDEXA法が有用

また、こうゆうクリニックの骨密度検査はDEXA法というより正確な骨密度を算出することが可能な検査を導入しております。

DEXA法は腰と大腿骨の骨の強さを測る方法がガイドライン(日本骨粗鬆症学会)でも推奨され、最も正確に骨密度を測る事ができる検査とされています。


 

骨密度検査を受けたことがない方や最近受けていない方、FRAXで骨折リスクが高く算出された方は骨密度検査を受ける事が推奨されます。

FRAX計算法:https://www.sheffield.ac.uk/FRAX/tool.aspx?lang=jp

こうゆうクリニックの骨密度検査のブログ:

https://koyu-clinic.com/blog/?p=160