「五十肩で治療しているけどなかなかよくならない」
「結局時間が経たないと治らないんじゃないの」
「夜寝てるときの痛みがずっと続いてとても辛い」
五十肩とは肩関節周囲炎と言われるもので、
年齢とともに日常動作の繰り返しなどで肩のの筋肉に炎症が起こり、
その結果、関節包という部位が縮んでしまい肩の動きが悪くなる病気です。
最初は肩の違和感や動作などでの痛みから始まり、
その後症状が進むと夜寝ている時にも痛みがでたり、肘などにも痛みが生じてきます。
この時点で、肩の痛みに対して治療をしていかないと、
肩が上がらないという状況が長い間続いたりしてしまいます。
肩が上がらなくなってしまう状況を防ぐために、まずは痛みを少しでも和らげる治療が必用です。
整形外科では痛み止めの内服を調整したり、肩に注射を打ったりして少しでも痛みを改善させます。
痛みが緩和されてきたら、肩を動かすリハビリも必要となります。
しかし、痛み止めのお薬や注射・リハビリをしていてもなかなか肩の痛みが治らず、
肩が上がらない状況が続いてしまう方もいらっしゃいます。
そのような状況を凍結肩と言います。
こうゆうクリニックでは、治療を行っても肩の痛みが続き肩が上がらない方に対して
”サイレントマニピュレーション”という治療も選択肢の一つとしておすすめしています。
サイレントマニピュレーションとは、首もとにある神経に麻酔をかけることで、
肩から腕を無痛状態にしたうえで、
医師により肩を様々な方向に動かしていくことで縮んでしまった関節包を伸ばす治療方法です。
これにより、肩が上がらなかった多くの方が肩の動かせる範囲が大幅に改善されます。
痛みに関しても軽快することが多いです。
その後はリハビリをしたり、ご自身でも積極的に肩を動かしていただくことが重要となります。
サイレントマニピュレーションは神経に麻酔をかけるため、施行後は腕に力が入らなくなります。
神経への麻酔は超音波検査を見ながら施行いたします。
だいたい、6~8時間は麻酔が効いているため施行後は三角巾を装着にて帰宅していただきます。
また、その日は車の運転などはできなくなります。
この治療は外来で行える治療であるため、
長い間肩が上がらなくて辛い思いをしていた方には、有用な治療方法の一つと思います。
五十肩でなかなか肩の動きが治らなくて困っている方はぜひご相談頂ければと思います。
40歳以上における肩の痛みの代表的な3つの病気のブログ:https://koyu-clinic.com/blog/?p=694
理学療法によるリハビリについてのブログ:https://koyu-clinic.com/blog/?p=595
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