最近増えている”フレイル”という病気について


「最近食欲もなくなり、つかれやすくなった」

「何もする気がおきなくなってしまった」

「筋肉がめっきり落ちた」




ご高齢の方でこのようなことを感じていらっしゃる方は多いのではないでしょうか。

また、ご家族にそのような方がいらっしゃる方もいるかと思います。

特に、このコロナの時代で外に出かけることや人と話す機会も一気に減ってしまい

このように感じる方が増加しています。






フレイルとは?

このような状態の方の中に”フレイル”という状態の方がいます。

難しそうな言葉ですが、

体の機能が衰えてしまい、心や体がストレスに対して戦えなくなる状態」をいいます。

フレイルの状態なのに、何も対処しないと

そのまま寝たきりになるなど要介護の状態に直結してしまうと言われています。





フレイルという病気の診断は ?

体重減少:一年間で4.5kgまたは5%以上の体重が減少した

疲れやすい:何をするにも面倒だと週に3~4日以上感じる

歩く速さが遅くなった 

握力が弱い 

運動する習慣がない

この項目で3項目以上に当てはまる方をフレイルと言います。

また、1~2項目の方はフレイルの前段階であるプレフレイルという状態です。





 

フレイルは要介護の一歩手前の状態

もちろんもともとの病気がある人はその病気の治療をして頂くことが大切です。

そして、その上で体の機能を少しでも維持し、向上していくことが大切になります。


フレイルという状態は、

ストレスに対して心や体の機能が弱い状態です。

感染症にも、体の免疫が落ちているため罹りやすく、

罹ってしまった場合に重症化する危険性も高いと考えられます。








じゃあどうすれば良いのか?

一気に色々やるのは難しいと思います。

まずはできそうなことを少しずつ取り入れて、

今の状態をちょっとずつでもよくしてあげることが大切です。

ご家庭で食事や運動量を増やしたり、何か楽しい時間を少しでも増やすことは大切です。

「ちょっと何をすればよいかわからない」ぜひご相談ください。




運動や食事が大事であることから、

こうゆうクリニックではリハビリ機器を用いて

筋肉量の維持や体の機能が衰えないように

リハビリを行っています

また、クリニックに来ること自体が外出することとなり、フレイルの対策になります。





全然食欲が増えないよという方

食欲を増す漢方のお薬があります。

漢方もフレイルの方が増えている今、

とても注目されています。


また、感染症予防という観点からは

ビタミンDをしっかり摂取することなども重要です。

食事と日光に浴びる、またそれが難しそうならサプリを取り入れるなども手段の一つです。

(ビタミンDについてのこうゆうクリニックブログ:https://koyu-clinic.com/blog/?p=89)




まずはできることからの対策を始め、気になることや分からないことは何でもご相談ください。